3月17日は、所属している研究会の定例会でした。
昨年後半、全体会はさぼり気味でしたが、今年に入ってから皆勤です(って、まだ3回ですが)
今回のテーマは
「金融機関は中小企業をどう見ているのか?」
でした。
元銀行マンで、融資・回収・監査の現場を歩いてこられた寺岡雅顕先生に、再生支援現場における地域金融機関の役割や位置付け、そして診断士のあり方などについて、お話を伺いました。
診断士に期待されている役割について
「安定的、持続的なP/Lの改善」
「収益を生む事業に持っていく」
ということをあげられていました。
会計的なアプローチだとどうしてもB/Sから入ってしまうのですが、そしてそれはもちろん大事なのですが、企業が継続していくために利益を生んでいかなくてはいけません。つまり、P/Lの改善を通じてB/Sを再生させないと、企業は続いていかないということです。
この分野は、会計士や税理士の方より診断士の出番だと思います。逆に過去の数字、B/Sの分析については、会計士や税理士の方ほうが向いてはいるでしょう。士業連携の必要性を強く感じます。
さらに言われていたのが、金融機関の人間と同じ土俵で話ができるくらいには、財務チェック能力を持たなければいけない、ということでした。
このへんになると胸が痛くなるわけですが(苦笑)、結局、避けては通れないだなと思います。診断士としても、勤め人としても逃げることはできなさそうです。
これからどうすべきか、ちょっと悩ましいのですが、方向性の覚悟は決めざるを得ないのだと思っています。
その他、過剰債務の切り出し、把握する方法について有意義な知見をいただきました。これを今後に生かさないと、まずいと思っています。
昨年、「取材の学校」を受講していました。
その時に書いたブログはこちら。
■【勉強会】「取材の学校」を受講しています
■【勉強会】「取材の学校」を修了しました
受講した理由は、「聞く力」を強化したいと思ったから。診断士にとって必要な能力のうち、試験で試されることがないのは「聞く」力だと思っていたからです。
二次試験は一種の模擬コンサルですが、本来であればヒアリングで聞きださなくてはいけないことを与件文として既に与えられています。試験勉強中、「聞く」力だけは試さられることはなく、だから身に付ける機会もないまま、診断士になるわけです。なので、意識してその力を鍛えないといけないと思います。
まして僕は「聞く力」が一番自信がありませんでした。コミュニケーションの基本は「聞き上手」になることだ、と教わってきたし、聞く姿勢はある程度できるようになっていた思うのですが、決定的に欠けていることがあると思っていました。
それこそが「聞く力」≒質問力≒取材力、だと思っていたのです。
昨年、「 取材の学校」を受講したのはそうした思惑からでした。そして修了後、聞く力を身に付けるだけでなく、その以上のものを手に入れることもできました。
執筆の機会を自分が想定していたよりかなり早くいただくことができました。いろいろな場面で活動の場を広げることができたし、なによりここで知り合った人脈は今後の診断士活動のキーになる人々だと確信しています。
その「取材の学校」の無料説明会が3月22日(日)と25日(水)にあります。僕は25日のほうで、昨年の受講生として経験談をお話しさせていただきます。
若手診断士の方は、だまされてと思って聞きに来てください。無料だし(笑)
受講するしないにかかわらず、今後の活動の方向性についてヒントが見つかると思います(そういう話ができるように頑張ります、はい)。
詳細は
⇒ 3月22日
⇒ 3月25日