ハイブリッドコンサルタント

2014年10月19日日曜日

【雑記】二次試験まであと1週間~チャレンジできる贅沢を満喫しよう~

本番まであと1週間になりました。来週の今頃は、すでに会場近くに着いている人もいるのではないか、という時間です。

と書くと、このあと直前期の過ごし方のアドバイス的な文章が続くように思われるかもしれませんが、そんなことは書きません。その時期、自分がどうやって過ごしたのか記憶が定かではない僕にそんな資格はないし、また、そういうことが書かれたブログは他にあります。必要ならそちらを見たほうが間違いなく良いですから。

僕が言えることはふたつだけ。
残りの日々を、自分なりに精一杯過ごすこと。
当日は、魂を込めて、冷静にファイトしてくること。

これしかありません。

今年の一次試験、少なく見積もっても、1万人以上の方が不合格になっています。なかには冷やかしで受けた、記念受験だ、という人もいるでしょうが、多くの人はそうではない。全力を尽くしたのに二次に進めなかった、という悔しい想いを抱いている人が大勢います。二次を控えた人の中にも、そうして涙を飲んだリアルな友人がいる人も多いはずです。

二次試験に臨む人たちは、そうした人の想いも背負って試験会場に向かうべきだと僕は思います。
「今年ダメでも来年があるさ」
というような気持ちでは、そうした人たちに対して失礼だ思うのです。

僕自身、こうした気持ちをもって臨みました。もちろん、最初からそんな気持ちをもっていたわけではありません。TACの恩師であるE先生から、

「同士に恥じないような答案を書いてこい」
という言葉をもらって 
「その通りだよなあ」
と思ったのです。
冷静に考えれば、合格できると思える要素はなにもありませんでした。ただ、だからこそ、気持ちだけでも負けないようにしようと思っていました。

一次試験と違って、詰め込まなくてはいけない知識はほとんどないはずです。知ってるかどうかで勝負が決まることはほとんどない。一次以上に、気持ちの部分が大きくなります。

僕は基本、根性論が嫌いな人間です。トレーニング不足を根性で誤魔化すのは悪しき風習だと思っています。しかし、最後、ギリギリの段階で最も必要なことは「根性」だとも思います。

「根性上等」です。出来る限りの準備をしてきたからこそ、最後は気持ちが左右しします。自分は準備不足だと思っている人もいるかもしれません。でも、ほとんどの人が働きながら勉強をしてきたのですから、十全に準備ができた人など数えるほどしかいないと思います。みんな、さまざまな制約の中でやれることはやってきた、ということだと思います。それで十分です。

当日は、諦めてしまいたい状況も訪れるかもしれません。だけど、諦める必要は一切ない。
諦めるのは試験が終わってから、いや、不合格通知が届いてからでも十二分に間に合います。

二次に挑戦できる人はある意味「選ばれし者」たちです。チャレンジしたくてもできない人が大勢います。だからこそ、選ばれし者としての誇りをもって、チャレンジできる贅沢を満喫してきてください。


ひとりでも多くの人が、来年、診断士という戦線に加わってくれることを願っています。





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2014年10月13日月曜日

【雑記】取材に同行させていただきました~マザーハウス代表・山口絵里子さん~


『企業診断ニュース』という雑誌があります。診断士協会に入っていると送られてくるので非売品だと思われている節があるのですが、買うことも可能です。同友館オンラインで購入できます。⇒ 同友館オンライン


10月号の特集記事は「魔法の習慣」。5名の方が取り上げられているのですが、その中に、マザーハウスの代表・デザイナーである山口絵理子さんにお話しを聞いてまとめられた記事もあります。実はこの取材のとき、段取りをちょっとだけお手伝いさせていただきました。その特権で、当日、カメラマンとして同行させてもらえることになったのです。


実は記事を見てもらえばわかるのですが、カメラマンの出番はなし(苦笑)。ですが、その分、じっくりお話を聞かせていただくという贅沢で至福の時間を過ごさせてもらえました。

約1時間の取材の間、ずっと鳥肌が立てながら話を伺っていました。
「もし,マザーハウスのゴールが決まっていたら,何もやらないですね。決められたレールを歩くことには全然興味がないんですよ(笑)」
という言葉は、最近の僕自身の想いと重なって、ものすごく痺れました。

また、伺ったお話しの中には記事になっていない内容もあります。(おそらくスペースなどの関係で泣く泣くカットしたんだと思います)

そんな中にも、僕にとっては忘れられないのが

「人は好きだけどモノには興味がない人がいる。私はモノを通して見えてくる人にとても興味がある」
という(ニュアンスの)言葉でした。

これはマザーハウスの企業理念にも関わることだと思うのです。
「途上国の人は可哀想だから買ってください」ではなく「途上国でブランドをつくる」。

なにかを支援したりするきっかけは、可哀想だと感じたり、そういうことが放置されている社会に怒りを覚えたりということが多いと思います。そのことはスタートとしてはとても大事。その気持ちは忘れずにいないといけないと思いますが、そこに留まってしまうのもどうかと思います。ビジネスとしてきちんとお金をまわしていかなければ、問題は解決しないと思うのです。

そのためには、支援云々ではなく、「これ、欲しい」と思ってもらえる製品を生み出していかなくてはいけません。そして、何かを生み出すということは表現することだと思います。モノ(サービス)を作り出す中で表現されること、表現を通して見えてくる人間性は、普通よりも何倍も魅力的だと思います。

僕自身は今後も、途上国に直接的に関わることはないと思いますが、これから関わっていきたいと思っている分野にも直接的につながる話で、ゾクゾクしながら聞いていました。この瞬間を持てただけで、無理言って同行させてもらった価値があると思いました。(でも、そんな瞬間が連続的に1時間近く続いたわけで、だから至福の時間だったわけです。)



記事はWEB(PDF)でも読めます。⇒『第5章 “多様性”が生み出す新たな価値―‌株式会社マザーハウス代表取締役・チーフデザイナー 山口絵理子さん


冒頭部分(生い立ちなど)を除き、いままでにほとんどメディアに取り上げてこられなかった山口さんの話が載っていると思うので、ぜひ読んでみてください。

PS
他の4名の方の記事も読めます。⇒ 『魔法の習慣 6


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2014年10月7日火曜日

【雑記】診断士登録してから1年が経ちました

友人に指摘されて気がついたのですが(苦笑)診断士登録から1年が過ぎました。官報によると登録日は2013年10月1日です。1周年だなんてことはすっかり忘れてた(苦笑)

1年振り返ると、具体的な、目に見える「成果」は何も残せていない気がします。もう少し形として残せるものがあると思ってたんですけどね。

ただ、種まき的なことは多くやってきました。成果が目に見えない分、やたらと種をまいていた気もします。これから芽が出ると思っていますし、実際、動き始めているプロジェクトも複数あります。

全部が一気に発芽したら手に負えなくなるのではないかとビビッているのですが(苦笑)そのときはそのときで、目一杯やるしかないですね。

人のつながりも一気に広がりました。診断士になる前から、それなりに勉強会などを主催したりしていたので、この部分でそれほど期待感を持ってはいなかったのですが、動いてみたらそんなことはなかったです。いや、凄いな、と。そしてもしかしたらいい意味で「ハブ」になれるかもしれないと考えています。これもちゃんとやっていきたい思います。







所属する会社でも新しい役割を与えられました。僕が望んだわけではない、というか、まったく望みもしなかった場所ですが、診断士資格を取らなければこのポジションにつくことはなかったでしょう。

与えられた場所に留まる限り、僕がこの会社でやりたいことも、やらなくてはいけないと思っていることも十全にはできませんが、まずは、与えられた場所できちんと形を出していこうと思います。それで役員たちに信頼させたい。そうすることで、いまの場所からはみ出していくこともできるようになりますし、はみ出していった先こそが、僕がやるべきことだと思ってます。

まあ、そのときには、僕を今のポジションにつけた人たちの期待を裏切ることになるかもしれませんけどね(笑)

来年の10月には、企業内診断士として、所属する企業内でも、その外でも、「成果」というやつをきっちり示していきたいと思います。















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