ハイブリッドコンサルタント

2014年7月12日土曜日

【勉強法】直前期の過ごし方



1次試験まで1か月を切りました。
僕はそれほど受験生指導に積極的に関わっているわけではないのですが、それでも「直前期にどんな生活をしていたのか」「どのくらい勉強したのか」というような質問を受けることがあります。

そういうことを書いているブログはたくさんあります。僕が書くこともないとは思ったものですが、僕がやってきたことであまり見かけない話題がいくつかあるので、思いつくまま書いてみます。



■やらないことを決める

この時期、新しいことに手を出さない、というのは共通して言われていることだと思います。その上で言うと
「やらないこと決める」
ことが大切だと思います。

残された時間で万遍なく勉強することなど不可能です。やることを絞って行かないといけません。しかし、やるべきことを積み上げると結局「あれもこれも」になりかねません。先にやらないこと決めてしまったほうがいいと思います。

40点以下は足切りになりますから、科目単位でやらないなんてことはもちろんしていません。科目ごとにやらない分野を決めていきました。たとえば、「財務・会計」の簿記分野、「経済学」のミクロ経済学分野は、過去問の正答率がAのものしかやりませんでした。「経営法務」の英文契約書、「経営情報システム」の統計、は(もちろん)まったく手をつけてません。他の科目も、分野ごとに自分の得手不得手と、頻出かどうかを考えて、やらない範囲を決めていきました。



■やると決めたことをやり切る

「やらないことを決める」ということは、「それ以外のことはやる」ということです。「やらないことを決める」=「やり切ることを決める」です。そうでなければ、何も決めていないと同じです。

やることを絞ってそれをやり切る。やったところから出題されたら必ず正解できる、というところまでしつこく繰り返す。ありとあらゆる方法を使って、やり切ることを考えました。



■体調管理に過敏にならない

やり切るためには、それなりの時間が必要です。働きながら勉強する人にとって時間のやりくりは大変だと思いますが、ラスト1か月です。どんなことをしてもやり切る覚悟でいたほうがいい。それでもそこまでできる人は多くはないと思います(僕も実際、そこまでできていません。)
100のことをやる必要があれば、この時期は150やるつもりで臨んだほうがいいです。それでやっと帳尻があうくらいだと思います。

直前期の体調管理を気にされる方もいると思いますが、それは余裕がある人の発想です。6月の模試で500点以上取れたような人ならともかく、そうでなければやることが優先です。(ちなみに僕は360点でした)

もちろん、あたりまえに気をつけることはやるべきですが(うがいをするとか、食事に気を使うとか)それ以上のことを気にして勉強時間を削るのは本末転倒です。どんなに体調を整えても、うろ覚えでは答えられない問題がほとんどです。思考を試される問題もベースの知識がないと考えようがありません。

当時僕は、服を着たまま寝ていました。起きたらすぐに机に向かって、前日にやったことを確認してから、シャワーを浴びたり身支度をしたりしました。そしてそこからまた机に向かいました。
夜も、寝る時間は決めず、眠くなってこれ以上無理だな、というところまで起きていました。

勉強の不安は、勉強で解消するしかありません。講師の方や友人に「君なら大丈夫」と声をかけてもらったところで、本当に大丈夫かどうかは自分が一番よく知っているはずです。だからやるしかない。

それでも不安が消えることはないとは思いますが、手なずけることはできるはずです。
「ここまでやったんだから、あとはしゃーない」
と思えるまでいけば御の字です。
あとは当日、全力で魂を込めてマークを塗り潰してくればいい。

たかだか3~4週間のことです。極論をいえば「勉強の合間に仕事をする」くらいの気持ちで臨んでみてください。夏休みを前倒してできるなら試験前のタイミングに合わせる。

そこまでやれば、おのずと結果はついてくると思います。
1次試験は絶対評価です。まわりの人は関係ない。とにかく自分が420点取ることだけを考えて、残りの日々を過ごしてください。

少しでも参考になれば幸いです。


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2014年7月1日火曜日

【雑記】8月1日付で異動することになりました


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もう表に出してもいいらしいので書くことにしますが、8月1日付で本社に移籍し経理を担当することになりました。

この話を最初に聞かされたときは嫌で嫌で仕方がなかった。どう考えても僕は経理に向いているとは思えない。これは過去の僕を知る人間からすれば衆目の一致するところだと思います。どうにかして断る手段はないかと考えていました。

「診断士なんだからさ、経理は出来るよね」
といわれたときには
「俺の資格は、会計士でも税理士でも簿記でもない」
と叫びそうでした(苦笑)

断る手段を考え抜いた上で出した結論は「やらざるを得ない」。さまざまな事情を勘案していけば、いまこのポジションをやれる人間は自分しかいない、というのははっきりしてきたのです。

組織人として正式に辞令が出れば受け入れざるを得ないことはわかっていました。だったら覚悟を決めてやるしかない。いまはそう考えています。企業内診断士が自らの企業内でその資格を活かすことを考えた場合、(少なくもといま所属している組織の中では)これ以上の場所はないと思っています。

この分野が苦手であることに代わりはありません。そうとう勉強しながら取り組まないと、まずいことになるのも自覚しています。また、僕がいく以上、財務会計(外部報告会計)ではなく、管理会計、ファイナンス分野に足を踏み入れないと意味がないとも思っています。

火中の栗を拾うようでお腹が痛いのですが(苦笑)、お腹が痛いといって辞めてしまうわけにもいかないので、まずは与えられた場所で全力を尽くしたいと思います。