ハイブリッドコンサルタント

2015年6月26日金曜日

【雑記】「第2回若手中小企業診断士シンポジウム」に参加しました partⅡ

さて、「第2回若手中小企業診断士シンポジウム」の後半戦です。
後半の分科会セッションは「クラウドファンディングが実現する経営革新」に参加して、READYFOR株式会社の米良はるか代表のお話しをうかがいました。






クラウドファンディングについては、以前も記事を書いたことがあります。
投資はお洒落で知的でかっこいい社会貢献だ!~新しい資金調達先としてのクラウドファンディングの可能性

クラウドファンディングについては興味があり、ある程度の知識は持ち合わせていたるつもりでした。しかし、リアルに最前線にいる方のお話しを聞くのは違うと思いました。「ああ、そうだったのか」と思うことが多々ありました。

いままでの日本で、なにか事を起こそうと思えば、「資金調達」という壁が存在しました。金融機関からの融資か、行政からの助成金、どちらかに頼るしかなかったからです。ただこのふたつ、それなりに壁があります。容易に資金が調達できるわけではありません。

助成金・補助金の多くは、先に立替払いが発生します。事業が動いたことを検査・確認したあとでないと入金されません。架空請求を避けるために当然のことではあるのでしょうか、ある程度、体力がないと助成金も申請できないということになります。(創業補助金など、そうでないものをもちろんあります。)

資金が用意できない、続かないという理由で、創業や新規事業をあきらめてしまう例は多々見られます。その隙間を埋めるためにクラウドファンディングは有効は手段になり得るのではないか、と思っています。

また、法人でないと融資も助成金も受けづらい部分があります。個人でなにかプロジェクトを起こしたいという時の資金調達に、クラウドファンディングはかなり有効性を発揮するのではないか、というのが現在の僕の感想です。

もちろん、問題もあります。クラウドファンディングを根づかせるために解決しないといけない課題はいくつもあるでしょう。しかし、過度にマイナスに目を向けるより、どうすればマイナスを減らし、より良くなるかを考えるほうが未来志向です。

また、そこに診断士が関わる余地があると思います。まだまだ漠然としたアイデアですが、いろいろな方と意見を交わし、これから進め方、関わり方を考えていきたいと思います。

そのためのいいきっかけになりました。

                   


終了後の懇親会でも楽しく飲ませていただきました。パーティでは普段ほとんど食べないのですが、今回はローストビーフ(だけは)かなりいただきました(笑) 400名からの診断士が集まって、壮観でした。紹介いただいた方も多く、今後につなげていこうと思います。

最後は、委員のみなさんの打ち上げに混ぜていただき、最後まで飲み会を楽しませていただきました。来年は名古屋開催だそうですが、ひつまぶしと名古屋コーチンを食べに行こうと思います。


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2015年6月23日火曜日

【雑記】「第2回若手中小企業診断士シンポジウム」に参加しました partⅠ

6月13日の午後、「第2回若手中小企業診断士シンポジウム」に参加してきました。 400名近くの診断士が集まる一大イベントですが、診断士協会の主催ではありません。東京都協会の会長は来賓でいらっしゃっていましたが、運営は有志で(しかもその多くが企業内診断士)行っていました。






かつて、100名規模のイベントは主催したことはあります。学生の頃は300名規模の合宿の幹事をしたこともあります。ですから、うっすらとですが、運営に関わった方々の大変さは想像できます。もちろん、規模からいっても、仕事のかたわら準部することも、僕の経験とは比べものにならないくらい大変なことだと思います。それだけに、実行委員・運営委員のみなさんの尽力には頭が下がります。本当に素晴らしいオペレーションだったと思います。

さてシンポジウムの内容ですが、 諸般事情で、基調講演の川口淳一郎教授(小惑星探査機はやぶさ プロジェクトマネージャー)のお話しをうかがえなかったのは心残りではあるのですが、その分、その後の分科会セッションに集中させてもらいました。

前半は、 「テクノロジーで地方を元気に 東北から生まれる新しいビジネスの形」ということでGoogleの松岡さんから「イノベーション東北」のお話しをうかがいました。

「イノベーション東北」とは、ざっくりといえば、Googleが中心になって、東北の企業とそれを支援しようとする人をマッチングするプラットホームです。あくまでざっくりといえば、ということです。

東北の被災地で問題になっていることの多くは、実は元からあったことです。震災によって顕在化されただけで、震災だけが原因ということは少ないとと思います。昔、東北で仕事をしていたことのある僕はそう感じていました。ですから「復興支援」という言葉はあまり好きではありません。震災直後の、緊急支援はそうあるべきでしょうが、そして今でも「復興」させないといけない地域が残っていると思いますが。多くはすでに、元に戻せばいいという段階を超えてきていると思います。復興支援ではなく新しい未来を作る、そんな気持ちで関わらないといけないと思っていました。

「イノベーション東北」はまさに未来を作る、未来を担うことを標榜しています。僕自身、こうした取組み賛同しています。

といいつつ、サポーター登録してはや1年、登録しただけで具体的な活動はなにもしていません。さまざまなプロジェクトが動いています。診断士に求められる役割もあらためてわかったように思います。

今年は必ず動きます。僕のキャリアのほとんどは東北に育ててもらったと思っていますから、恩返しの意味でも形にしていきたい。



PS
後半は、 「クラウドファンディングが実現する経営革新」ということでREADYFOR株式会社の米良はるかさんのお話しをうかがいました。この件については次の記事で。


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2015年6月1日月曜日

自己紹介(プロフィール)

2017年8月1日追記

会社員、 中小企業診断士、 和田式陽転エデュケーター、ライター
-- sometimes  ビジネス書書評ブロガー、 セミナー・講演会プロデューサー、

昭和40年生。水戸第一高等学校、明治大学政治経済学部経済学科卒業。
間で、代々木ゼミナールに3年ほど通う。

〈会社員〉
現在所属している会社では、経理課として主に管理会計、助成金の精査、金融機関窓口などの業務を担当。

〈中小企業診断士〉
東京都中小企業診断士協会正会員(城北支部所属)登録番号:411826
2016年3月、東京都診断士協会城北支部「城北プロコン塾」第3期を修了。第4期の事務局長を担当することに。 
所属研究会:中小企業政策研究会企業内診断士フォーラム企業経営研究会
中小企業政策研究会での参加チームは、企業内診断士の可能性を考える「企業内診断士の輪を広げるチーム」、講師として必要なスキルやノウハウを共有することを目的とした「HRC(Human Resource Consulting)」、財務・会計・税務の知識を習得することを目的とした「FAT(Finance Accounting Tax)」。2017年度から、事業承継について学ぶ「事業承継研究会」にも参加。
診断実務では、商店街支援・卸小売業支援などに携わる。また診断士としての執筆活動に力を入れる。
〈和田式陽転エデュケーター
2015年3月、1期生として、「和田式陽転エデュケーター」の認定を受ける。
2017年1月、第4期をリピート受講。
エデュケーターとは、教えるのではなく引き出すお手伝いをする役目。自ら思考パターンを変え、陽転思考ができるようになるための体験セミナーを開催。

■主な講演・セミナー実績〈中小企業診断士、陽転エデュケーター〉




  • 小さな会社でもできる! マーケティングとブランディング戦略
  • 人生で大切なことは、ファイナンス理論も教えてくれる
  • いまさら聞けない『資本論』(マルクス経済学)の基本の基本 
  • 主催者から見たセミナー集客法~そして講師との付き合い方
  • 企業内診断士でもできる執筆活動
  • 聞く技術・書く技術
  • 伝わる文章を書くために 必要なマインドとスキル
  • 和田裕美さんが教えてくれた人生の大切ないくつかのこと 
  • 陽転思考体験セミナー(陽転エデュケーターとして)




  • 〈ライター〉

    企業経営者へのインタビューを中心に活動。中小企業診断士として経営を理解した上で、経営者の想いに寄り添う記事をまとめることを得意としている。
    いままでの主な寄稿先は『企業診断』(同友館)、『道経塾』『れいろう』(モラロジー研究所)など。
    webメディアでは2013年10月よりWebメディア「シェアーズカフェオンライン」にブロガーとして参加。月1回の投稿を目途に不定期連載中。また、「シェアーズカフェオンライン」への投稿記事は、「BLOGOS」「Yahoo!ニュース」などに転載されている。

    ■主な執筆実績




  • 企業診断 2014年 12月号 』 特集記事「始めよう!“自分”診断――目標達成に活かす診断スキル」
  • 企業診断 2015年 03 月号』 特集記事「診断士ビフォー☆アフター」
  • 道経塾』96号 2015年5月号 「リーダーの条件 町工場に誇りを持ち常に楽しめるリーダーに / ダイヤ精機(株)代表取締役社長 諏訪貴子 」
  • 企業診断 2015年 06 月号』 Focus~情熱と冷静と「多様性が共存できる社会を目指して」(マザーハウス 山崎副社長)
  • 企業診断 2015年 08 月号 』 Focus~情熱と冷静と「次世代につなぎ、生み出す日本の伝統」(和える 矢島里佳社長)
  • 企業診断 2015年 10 月号 』 Focus~情熱と冷静と 『「陽転思考」で新たな道を拓き続ける』(作家・和田裕美事務所代表 和田裕美)
  • 道経塾』99号 2015年11月号「きらり 小規模サポートゼミ」(共著)
  • 中小企業診断士が教える経営に役立つ話売れる営業になるための4つの秘訣(ウランバ公式Blog )
  • 中小企業診断士が教える経営に役立つ話社長が変われば社員も変わる、会社が好転する「新・陽転思考」入門(ウランバ公式Blog )
  • マザーハウス山口絵理子「私の輝ける場所の探し方」|世界を舞台に挑戦するために必要なことクーリエ・ジャポン/インタビュー協力)
  • ハチイチ世代の旗手・山口絵理子が愛され続ける理由現代ビジネス/インタビュー協力)
  • 道経塾』107号 2017年3月「継がせる覚悟 継ぐ覚悟」(石坂産業(株)石坂典子社長)
  • 中小企業診断士が教える経営に役立つ話】企業経営に大切なことはファイナンス理論も教えてくれる  (ウランバ公式Blog )
  • 大塚商会経営支援サービス 教えて! しんだんし経営戦略は経営理念に従う
  • 中小企業診断士が教える経営に役立つ話人事は経営から現場への最大のメッセージ  (ウランバ公式Blog )




  • 〈略歴〉
    大学卒業後、準大手ゼネコンに就職。しかし当時の事務部長に嫌われ、2年で宮城県でホテルを運営していた、社員60名ほどの子会社に出向。
    主に募集型ツアーのコース設定など、企画案込での売り込みを行い営業として実績をあげる。しかし1998年12月に親会社が会社更生法を申請。子会社は自己破産。本社に戻るわけにもいかないだろうと、取引先だった社員3名の、東北専門旅行案内所に転職。
    ここでも2年ほど営業として実績をあげるが、3年目途中から営業手法を巡って上司と対立。3名しかいない職場は逃げ場がなく、ストレス及びストレス発散のための暴飲から体調も悪化する。
    結局、2005年に退職。その後、二つほど職場を転々とするも、精神も肉体も悪化の一途をたどる。暴飲にともなうカネ遣いの荒さから、借金も抱える。

    2008年、幸運にも現在の会社に潜り込む。とりあえず、日々の安定を確保し、最低の状況は脱する。その年の夏、和田裕美さんの著書に出会う。

    2009年春、和田裕美さんの「わくわく伝染ツアー」、「売れる営業に変わるセミナー」に立て続けに参加。陽転思考を体感する。陽転思考が身に付くほどに、自分のろくでもない過去にも意味があったと思え、前向きにものごとに取り組めるようになった。
    自分が変わることができた(原点に戻ることができた)陽転思考を世に広める一翼を担いたいと密かに思うようになる。書評ブログを始めたり、自分主催で勉強会・読書会を始めた動機の一端はこれである。

    2010年、慶応MCCで開催された、山田ズーニーさんの「伝わる!揺さぶる!文章を書く!」ワークショップに参加。自分の心の氷山の下に飛び込むような経験を通して、文章を書くことの楽しさとつらさを思い出す。

    2011年、一度棚上げしていた中小企業診断士資格への再チャレンジを決意。
    「陽転思考を学んで人生が変わった、ということを具体的な形で見せる」
    と思ったことが直接のきっかけ。ただそれ以外にも、震災を期に、自分を育ててくれた東北に何かできることはないか、新卒の2年間以外、中小企業を渡り歩いてきた自分にできることはないか、と考えたことも再チャレンジの動機ではある。
    2012年12月合格。2013年10月登録。

    2014年、所属する会社で、「診断士なら経理できるよね」という無茶ぶりによりって、経理課に異動。診断士試験合格でサヨナラできたと思っていた、財務・会計と再度向き合う羽目になった。現在、「経理とは経営管理である」という想いで、経営に直結する経理を確立すべく奮戦中。

    2015年、和田式陽転エデュケーターになる。陽転思考を、世に広める一翼を担いたいという気持ちをより明確な形にしたいと思ったことがきっかけである。体験セミナーは随時開催。要望があればこちらから伺います。

    ■今後の活動
    〈中小企業診断士、陽転エデュケーター、ライター〉
    診断士として、お声掛けいただいた仕事に関しては貪欲に取り組んでいきたいと思いますが、あくまで「中小企業」診断士として、中小企業の支援をするという基本ラインだけは外さずにいたいと考えています。

    多くの人に陽転思考を伝えていきたいと思っています。陽転思考を身に付けることで、自分が元気になり、周囲も元気にしていくことができます。
    特に中小企業の経営者が陽転思考を知り、実践してもらえれば、会社が、社員が活性化し、日本経済が活力を取り戻すと信じています。その一翼を担いたいと思っています。

    僕より上手な文章を書く ライター の方は大勢いるでしょう。また僕より経営に詳しい診断士は山ほどいます。しかし、経営について理解した上で、読ませる文章が書けるという人は、思ったほど多くないと感じています。この分野でのご依頼でしたら期待に応えられるかと思います。



    仕事を抜きにした勉強会は3つほど主催しています(微妙に仕事ともリンクしますが)

    趣味:甲斐バンド、小泉今日子、恩田陸、ウイスキー、ウルトラセブン、20世紀プロレス
    *甲斐バンドについての記事は⇒ KAI BAND MY STORY 
    (2015年10月1日記)