ハイブリッドコンサルタント

2016年3月29日火曜日

【雑記】(東京都診断士協会)城北プロコン塾を修了しました

昨年7月から受講してきた、東京都診断士協会城北支部主催の「城北プロコン塾」を修了しました。座学中心の講義でしたが、全10回、休むことなく(1回早退しましたが)受講してきました。

何を学なんだのか、と問われると明確に答えられないのがもどかしいのですが、診断業務における財務の大切さを痛感させられ(それは力不足も痛感させられたということです)、事業再生に関わるには相当の覚悟を持たないといけないということを感じ、しかし、診断士を名乗る以上、そこを避けたままでは駄目だと思いました。いつかは関わりたい、関われる力量を身に着けたいと思います。

講義と並行して、卒塾レポートの作成もしてきました。各自が将来の「キラーコンテンツ」を作ることを目標に、取り組んできました。

僕のテーマは
「社長が変われば会社は変わる~会社が好転する!! 経営者のために『新・陽転思考入門』~」
です。


途中、何度もこのテーマにしたのは失敗だったかな、と思ったのですが(苦笑) なんとか書き上げました。

最終日の午後は、成果発表会。卒塾レポートを基に10分間のプレゼンを行いました。10分という短い時間で何を話すか、前日まで迷っていたので自信はなかったのですが、しゃべり始めたらふっきれて、なんとか形になったと思います。タイムマネジメントもうまくいったほうだと思います。ほぼぴったりで終わらせることができました。

僕のレポートは賞を頂くことはできませんでしたが、複数の方から
「あらためて陽転思考のことを、もっと詳しく聞かせてください」
と声をかけていただきました。ある研究会で発表できるようにするから、とも言っていただきました。大変、光栄なことだと感じています。できればそうした機会を得て、陽転思考を広めていきたいと思います。

タイトルに「経営者のための」とつけましたが、これは将来的に商工会などでセミナーが出え来たらいいな、という下心でして(笑)、別に経営者にだけに当てはまる話をしているわけではありません。むろん、トップが陽転思考を身に着けていると組織全体に浸透しやすいということはあります。中小企業診断士として僕がやる以上、中小企業の経営者にお伝えしていくということを考えてはいますが、もともと誰もが身に着けておいたほうがいい、思考法なのです。

さらに言うと、診断士こそ身に付けておいたほうがいいと思っています。提言を聞いていただくためにもできたほうがいい。相手の中にある「できない」という気持ちを消すためには、自分の中の「できない」という気持ちを消しておくことが肝心だと思います。陽転思考はそのための武器になります。

ということで、終了証もいただいて、リラックスるした気分で打ち上げに参加し、楽しく飲んでいたのですが、その席で、来期の事務局長を拝命いたしました。

前に「来期の事務局、やるよね」と言われていたので、「やりますよ。事務局長以外なら何でもやります」と答えておいたのですが(苦笑)、結局、お鉢が回ってきました。

自分の経験を生かして、来期、さらに良いプロコン塾するべく、微力ながら尽くしたいと思います。修了で縁が切れるわけではなく、今後も続いていくことになりました。

プロコン塾を修了したといっても、何かを成し遂げたわけではありません。成果を出せたわけでもない。ここで学んだこと、手に入れたことを今後に生かしていかないといけません。

何かの終わり、いつだって何かの始まりです。



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2016年3月25日金曜日

【勉強会】取材学校・課外授業に参加しました 講師はモラロジー研究所の富田編集長

3月16日の夜、取材の学校の課外授業に参加してきました。2年前に受講していた取材の学校ですが、卒業生を中心としたメンバーへ、さらなる学びの場ということで、課外授業が行われています。

去年の11月には、講師もさせていただいて、貴重な経験を積ませてもらいました。
【雑記】「取材の学校」特別講義に登壇しました

今回は、開校直前ということで、今期の受講希望者も体験受講できるということで、普段以上に多くの方が集まっていました。

講師は、本編でも講師をされるモラロジー研究所の富田裕之さん。『れいろう』や『道経塾』といった、モラロジー研究所が発刊されている定期雑誌の編集長をされている方です。







僕自身、何度かお仕事をご一緒させていただいて、凄い方だな、という印象を持っています。芯に自分の考え・軸を強く持たれている一方で、お話をするととても柔軟にいろいろなことを受けてくださいます。企画の話し合いをするときなど、ご本人のお考えはあるのでしょうが、決してそれを押し付けず、さまざまな意見を引き出してくださいます。そして議論が拡散しそうになるとうまく導いてくれます。

今回は「編集長からみた取材・執筆のエトセトラ」というテーマで、いろいろはおお話を伺えました。

今期の受講希望者も多数いたことから、予告編的な内容も多く、僕にとっては復習の意味も大きかったですが、忘れていたり、なおざりにしたりしてきたこと浮き彫りになる機会でもあり、とても有意義な場でした。

あえて一つ例をあげると、筆耕の大切さを改めて痛感させられました。筆耕、つまりテープ起こしですが、これが好きだという人はあまりいないでしょう(笑)。 できればやりたくない。でも、これをおざなりにやるのはインタビュー取材としては失格だと思いました。

もちろん、筆耕をしないで記事を書かれている方がいるのは知っていますし、そういう方がクオリティの高い記事を書かれているのも見聞しています。ただそれは、熟練の技なんだと思います。僕のような初心者は、やはりきちんと筆耕をしていかないと、一定のクオリティを保てないのみならず、インタビュー相手に不快な思いをさせることになりかねない、と思いました。

富田さんが言われた中で印象的だったのは、
「語尾にパーソナリティが出る」
ということです。

ついつい内容にばかり気を取られて、それが間違ってさえいなければいいのだと思いがちですが、それではインタビューをした意味が薄れます。特にQ&A式の記事の場合は、そこにお人柄がにじむわけで、おろそかにするわけにはいかないのです。

また同じように、繰り返し使われている言葉は、勝手に言い換えないほうがいい、ということもあります。これも内容が同じならいい、ということにはなりません。ご本人がその言葉を使うにはそれ相応の意味があるはずで、それをくみ取れるようにしないといけないのだと思います。

他にも、時間と空間の軸の取り方など、次の執筆にむけて確認しなくてはいけないことを多々学ぶことができました。

今年に入ってまだ執筆をしてないのですが、今回の学びを生かして次の準備を進めたいと思います。

(目指すは、書いて喋れて笑いが取れる診断士、です。)


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2016年3月17日木曜日

【実務】経営支援-企業診断報告書作成-が一件終了しました

昨年の11月から関わってきた診断案件の報告会が先日、行われました。掛かりきりになっていたわけではありませんが、やはりいつもどこかで気になっていたので、肩の荷が下りたような感覚です。僕はあるパートを担当しただけでしたから、リーダーはもっと神経を使ったと思います。

守秘義務がありますから、ことの詳細は書けないわけですが、僕自身、診断実務の経験値が低いので、今回の経験を通して気づいたことを簡単に、書ける範囲でまとめておこうと思います。





まず、ヒアリングの重要性を再確認できました。実感として初めて分かったといえるかもしれません。報告書をまとめるにあたって、戻るべき場所は常に、ヒアリングの内容でした。きちんと要望を聞いて、それに応えていくという姿勢は崩してはいけないのだと思います。

また、お客様は、実は答えをすでに持っていることが多いのではないか、というのも感じました。今回の報告書に記した提案内容の8割は、お客様自身がすでに直感的に気づかれていたことだったと思います。報告会を通してそう感じました。でも、我々のような第三者が入り、データを提示し、論拠立てることで、
「このまま進めてもいいんだ」
「やろうと思いつつ躊躇してたけどやっぱりやらなきゃダメなんだ」
と受けてってもらえたのだ思います。

それと、チームで一つの報告書を作っていく中で、議論をしていくことの大切さも確認できました。大きく意見が違うということはありませんでしたが、細かく言えば各自考えていることは違います。提案すべきだと思うことも違います。担当分けをしているとはいえ、全体として整合性があって、実行可能な案を提言しないといけないわけです。意見のすり合わせは必須です。そのとき、きちんとお互いの意見をぶつけあわないといいものはできるわけはないのです。理屈ではわかっていたことですけどね、体感できたと思います。

個人的には、報告書作成過程で、リーダーからあまたダメ出しをいただきまして(苦笑) 文章は直されませんでしたけど、
「ここに図を!」「ここにデータを!!」
と言われまして。こうした形で報告書を書くのは実務補習以来だったのですが、書き方を思い出させていただいたなあ、という思いでいます。

今回は元々知っている人とメンバーを組みました。気心が知れているというか、ある程度、お互いに何を考えているかわかる人たちと一緒で、しかも優秀な面子そろいでしたから、そういう意味では、恵まれていたと思います。今回の経験を生かして、今後も実務案件に取り組みたいと思っています。

報告の内容自体はお客様に喜んでいただけたのではないかと思います。ただ、本当に成果として形にできるはかこれからです。報告会でいったん終わりという形になりますが、せっかくのご縁ですから、なにかあれば応援し続けていきます。


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