ハイブリッドコンサルタント

2016年3月17日木曜日

【実務】経営支援-企業診断報告書作成-が一件終了しました

昨年の11月から関わってきた診断案件の報告会が先日、行われました。掛かりきりになっていたわけではありませんが、やはりいつもどこかで気になっていたので、肩の荷が下りたような感覚です。僕はあるパートを担当しただけでしたから、リーダーはもっと神経を使ったと思います。

守秘義務がありますから、ことの詳細は書けないわけですが、僕自身、診断実務の経験値が低いので、今回の経験を通して気づいたことを簡単に、書ける範囲でまとめておこうと思います。





まず、ヒアリングの重要性を再確認できました。実感として初めて分かったといえるかもしれません。報告書をまとめるにあたって、戻るべき場所は常に、ヒアリングの内容でした。きちんと要望を聞いて、それに応えていくという姿勢は崩してはいけないのだと思います。

また、お客様は、実は答えをすでに持っていることが多いのではないか、というのも感じました。今回の報告書に記した提案内容の8割は、お客様自身がすでに直感的に気づかれていたことだったと思います。報告会を通してそう感じました。でも、我々のような第三者が入り、データを提示し、論拠立てることで、
「このまま進めてもいいんだ」
「やろうと思いつつ躊躇してたけどやっぱりやらなきゃダメなんだ」
と受けてってもらえたのだ思います。

それと、チームで一つの報告書を作っていく中で、議論をしていくことの大切さも確認できました。大きく意見が違うということはありませんでしたが、細かく言えば各自考えていることは違います。提案すべきだと思うことも違います。担当分けをしているとはいえ、全体として整合性があって、実行可能な案を提言しないといけないわけです。意見のすり合わせは必須です。そのとき、きちんとお互いの意見をぶつけあわないといいものはできるわけはないのです。理屈ではわかっていたことですけどね、体感できたと思います。

個人的には、報告書作成過程で、リーダーからあまたダメ出しをいただきまして(苦笑) 文章は直されませんでしたけど、
「ここに図を!」「ここにデータを!!」
と言われまして。こうした形で報告書を書くのは実務補習以来だったのですが、書き方を思い出させていただいたなあ、という思いでいます。

今回は元々知っている人とメンバーを組みました。気心が知れているというか、ある程度、お互いに何を考えているかわかる人たちと一緒で、しかも優秀な面子そろいでしたから、そういう意味では、恵まれていたと思います。今回の経験を生かして、今後も実務案件に取り組みたいと思っています。

報告の内容自体はお客様に喜んでいただけたのではないかと思います。ただ、本当に成果として形にできるはかこれからです。報告会でいったん終わりという形になりますが、せっかくのご縁ですから、なにかあれば応援し続けていきます。


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