ハイブリッドコンサルタント

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2017年8月22日火曜日

【講座】ターンアラウンド・マネージャー(TAM)養成講座を修了しました

7月から、こっそりと「ターンアラウンドマネージャー(TAM)養成講座」に通っていました。7月の土日4日間、8月のお盆期間3日間の計7日間です。

ターンアラウンドマネージャー(TAM)とは、事業再生のスペシャリストを意味します。中小企業の事業再生・企業再建のための実践型の支援を行ったり、再建が必要になる前段階で企業の危機を回避するため、企業内部から企業改革を行ったりする役目を担います。

企業に所属したまま務まるのか、と言えば無理です。事業再生を請け負う企業、フォンドなど資金を提供して再生をすることが生業である企業に属しているならともかく、副業的に担える業務ではありません。

ですから、今すぐにTAMになろう、と僕が考えているわけではありません。あくまで将来への布石です。というか、将来のTAMになるつもりがあるかと言われると、ないんじゃないか、という気がしています。


ではなぜ受講したかと言えば、TAMに求められる知識やマインド、つまりこの講座を通して提供される内容は、再生・再建とまでいかなくても、普通に企業支援をする際に必要になることだとも思ったからです。いや、いま自分が所属する会社の中でも活かせると思ったのです。

カリキュラムはこんな感じでした。

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1日目
■TAMの役割と倫理
■事業承継Mの役割と倫理、企業再建・承継の基本知識
■ビジネスコーチングの理解と演習
2日目
■事業DD、財務DDの基礎、経営計画策定の基礎
■人事と組織の専門知識
3日目
■企業再建における法務の専門知識
■企業再建における財務・税務の専門知識
4日目
■再生支援におけるP/L収益改善のポイント選択と集中
■再生支援における業務改善・リストラのポイント
5日目
■企業再建支援における金融機関、金融施策の理解
■現役TAMの講話
6日目
■ケーススタディ計画策定演習
■計画策定演習の発表と講評
7日目
■再建事例解説
■検定試験
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一部、再生の現場でしか使わなそうなものもありますが、ほとんどが、中小企業診断士として身につけておくべき内容だと思います。

講座はボリューム満点で(苦笑) 消化不良なままになっています。これから少しずつ整理をして、自分に定着させていかなくては、と思っています。

それでも、いままでばらばらに学んできたが、大きな目的のためにすべて関連しているのが見えてきたと思います。それが今回の最大の収穫だったように思います。

将来もTAMになる気はあまりない、と書きましたが、目先、自分の会社で活用して、業先回復に役立てながら、将来的には、TAMではなく専門家として再生の現場に関わりたいと、ひそやかな野望を持っています。
少しずつ、コツコツと学びを定着させていきたいと思います。
(検定試験に合格できたかは微妙なところですが(苦笑)、結果にかかわらず、頑張ります)

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2017年4月5日水曜日

【セミナー】今年もやりました!『診断士なら!知らなきゃ損するマスターコース ~入門&徹底比較~』

3月25日、所属している中小企業性格研究会(政策研)内「企業内診断士の輪を広げる楽しいチーム」の見学会を兼ねて「マスターセミナー(プロコン塾)紹介&比較セミナー」を開催しました。



今回で3回目です。チーム内にマスターコース(プロコン塾)経験者も増えてきて、コンテンツとしても充実してきていると自負しています。

僕は各コースの比較ポイントの説明パートを担当しました。過去2回、経験者による座談会の司会をしていたのですが、しゃべり過ぎるということで(苦笑) お役御免になりました。田原総一朗風から阿川佐和子風へ転換しようということです(笑)

自分のパートのプレゼンは、いろいろ反省があります。一部、十全ではない説明をしてしまった部分もあるかと思います。

ちょっと前に『TED TALKS スーパープレゼンを学ぶTED公式ガイド』を読んでいたのですが、学んだことを全く生かせませんでした。今後また人前で話す機会がありますから、再確認をしながら臨みたいと思っております。



伝えたかったことはいろいろあります。僕がもっとも伝えたかったのは
「マスターコース(プロコン塾)がすべてではない。しかし、独立を考えていないからといって選択肢から排除しないでほしい」
でした。

診断士が学ぶ場はマスターコース(プロコン塾)だけではありません。東京協会の場合は、研究会も正確に数えるのが面倒になるくらいあります。また、幅広い領域をカバーする必要を考えれば、診断士協会以外にも学べる場は数多くあります。だから、マスターコース(プロコン塾)ありきではないと思います。

一方で、マスターコース(プロコン塾)はどうしても、「独立診断士養成」とのイメージがついて回ります。企業内診断士として独立はまだ考えていない人は「関係ない」と思ってしまいがちです。

しかしプロコンは「プロフェッショナル・コンサルタント」の略です。プロフェッショナルの定義は人それぞれかもしれませんが、独立しているから即プロ、ではありません。逆に、企業内であっても「プロ」と呼べ人はいると思います(僕は何人かは知っています)。

なので、企業内でしばらく活動する人も選択肢から排除しないでほしいなと思います。この二点が「言いたかったこと」でした。

おかげさまで、会自体は、50名以上の方に集まっていただきとても盛況でした。
来年も続けるなら、違う形、違う切り口を出していければいいなと思います。そこで自分がどんな役割ができるかはまた考えていきます。

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2017年2月27日月曜日

【告知】今年もやります!『診断士なら!知らなきゃ損するマスターコース ~入門&徹底比較~』




所属している中小企業診断士の研究会、「中小企業政策研究会企業内診断士の輪を広げる楽しいチーム」でセミナーを開催します。

題して、『診断士なら!知らなきゃ損するマスターコース ~入門&徹底比較~』




一昨年、昨年と行ってきたのですが、好評だったので、ブラッシュアップして今年もやります。
東京協会の、プロコン塾・マスターコースを比較して、それぞれの特徴をお伝えします。
どこかをお奨めするということではあrません。自分に合うのはどこだろうか、と考えるためにヒントを提供できればと思っています。

東京協会には、プロコン塾・マスターコースが20コース以上あります。
4月に行われる「スプリングフォーラム」で、それぞれ紹介ブースが並びますが、これだけ数があると1日ですべての説明を聞くことも難しいでしょう。事前に我々のセミナーで絞り込みをしたうえで、4月に話を聞けば有意義な選択ができるはずです。

また、プロコン塾・マスターコースは短期的に独立を目指している人のだけに有効なわけではありません。企業内診断士の人も多く受講しています。将来的な独立は視野に入れながら、当面は独立を考えず、企業で働くことと診断士活動を両立させようとしている人たちです。 我々、企業内チームのメンバーの中にも、プロコン塾・マスターコース経験者が増えてきました。企業内診断士にとって、プロコン塾をどう活用するのかも、。考える場になれればと思います。

後半ではプロコン塾・マスターコース受講経験者による座談会も行います。ノーツイートを条件に本音を語っていただきますので是非ご参加を。

今年度合格の方を対象にしているように見えますが、そんなこともなく、今後の展開をどうしようか考えている方、プロコン塾・マスターコースを受講するかどうか検討している方は、何年目の方でも大歓迎です。

詳細はこちらのリンクをご覧ください⇒「企業内診断士の輪を広げる「楽しい」チーム ~3月定例会&見学会」 

*注意事項
<参加いただける方>
 ・中小企業政策研究会 既存会員
 ・中小企業政策研究会 新規会員(申込済の方)
 ・中小企業政策研究会に入会を検討している方

また、終了後は懇親会も行います。
「本当に大切な話は講義のあとの飲み会で聞ける」
というのは僕の信念ですが(笑) より本音に近い話も聞けるかと思いますので、ぜひ、最後までご参加ください!

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2016年8月8日月曜日

【勉強会】「読ませる」文章を書くために必要なマインドとスキル について話をしました

7月29日(金)の夜、「診断士力向上勉強会」で講師をさせてもらいました。 以前、「取材の学校」の特別講義でもお話しした
「「読ませる」文章を書くために必要なマインドとスキル」
というお題でした


参加者はみんな中小企業診断士の方々。ロジカルな文章は書けるはずで、テクニカルなことは本でも学べると思ったので、重点はマインドというか心構え寄りの話をしました(そのつもりです)。





「他人の文章を読みたいと思っている人はいない」
これが大前提だと思っています。仕事上、仕方がなくなど特別な場合を除いて、読む、読まないは受け手、つまり読者に選択権があります。
何で読んでくれないんだ、と言っても無駄です。どうしたら読んでもらえるかを考えないといけません。

そのために、書き出しで「この先も読み進めよう」と思わせられるかが大切になります。どうすればそう思ってもらえるか、簡単な定型があるわけではありません。テーマや状況にあわせてどんな書き出しがいいのか、考え抜くことが大切だと思っています。そのとき、十全なものが書けなくても、考え抜く経験が次につながってくるはずです。

また、「こいつの文章をまた読んでみたい」と思ってもらえるかは、エンディングで決まります。文章をどうやって終わらせるか、締めるのか。読後感が次への期待を高めます。だから、文章の最後も、書き出しと同じように考え抜いて書くことが必要になります。

何より「だれに読んでほしいのか」という想いをもって書くことが大事だ、という話もしました。想定読者を明確にする、ということです。つい、幅広く多くの人に読んでもらいたいと考えてしまいますが、それでは焦点がぼやけます。診断士だからわかるよね(笑) ということで話しましたのですが、企業のターゲッティング戦略も絞り込んだほうが深く強く刺さります。それは経験的にわかると思うので、それを同じだ、とお伝えしました。

テクニカルな部分も大切ですが、想いが下支えしないとテクニックも活きません。想いがあれば、どんな手法を身に付ければいいか、おのずと考えたり気をつけたりするようになります。

こんなことを中心にお話ししました。


「そんなことを言ってるお前はどうなんだ?」
この手のテーマで話をすると、ブーメランのような問いを突き付けられます。実際、言うだけで、自分でできていないこともたくさんあります。だからこそ、これからも精進を続けないといけない、と想いを新たにする機会にもなります。

立て続けにはやりたくないですが(苦笑) 年に2回くらいならやりますので、興味があればお声掛けくださいませ。


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2016年4月20日水曜日

【研究会】「主催者から見たセミナー集客法」についてお話してきました

4月10日、所属している研究会「HRC」で
「主催者から見たセミナー集客法」
というお題で発表をしてきました。

いままでいくつかセミナーを主催しています。自主勉強会も月一回開催で7年続けていきました。そうした経験から学んだことをまとめてお話しました。






「こんなことを考えてセミナーを主催してきた」

という話をしたのですが、実際は今回のオファーをもらってから
「どんなことを考えて主催してきたんだっけな?」
と振り返ってみて、あらためて自分の考えをまとめる機会を得たと思います。

僕が実際に主催したセミナーを例に、それぞれどんなことを考えてやってきたかをお伝えしました。

「参加者のメリットは何か」、「なぜそのセミナーを自分が開催するか」、「講師はそのテーマを話す資格があるのか」の三点は常に考えてきました。

僕の興味=他人の興味ではありません。参加してくれる人が興味をもてないテーマは集客に結びつかない。ビジネスとして儲けようとしていたわけではありませんが、やる以上は会場費なので経費を賄い、講師の方にいくばくかの謝金をお支払できるようにすることを考えれば、独りよがりな内容はダメだと思います。

また、世の中、何を言うかより誰が言うかのほうが雄弁であることのほうが多いものです。講師が社会的な信頼を得ていることは当然として、主催者自身も信頼されていないと集客に結びつかないと思っています。

信頼と言っても難しいのですが、普段の僕が全く興味を示しているように見えないテーマを「集客が見込める」ということで主催してしまうのは、信頼を失ういことになると思います。「ああ、なるほどね」と思ってもらえるテーマでないといけないわけです。

僕自身にとって興味があることが原点、そしてそれは、僕以外の誰かが興味をもつか、具体的なターゲットは想定できるか、ということを考えながらやってきたと思います。

それと「他でもやっているようなセミナー」はやっても仕方がないも思ってきました。差別化ということもありますが、セミナー会社でもない人間があえて主催するのに、他人と同じことをしても仕方がないという想いがありました。コラボセミナーを何度かやっているのは、その表れだと思っています。

まとめてみるとセミナー集客に限った話ではなく、営業や文章表現につながることだと改めて思いました。折を見てブラッシュアップして、またお話する機会を作りたいと思います。そのためにも、また何か企画しないといけないですね。


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2016年4月6日水曜日

【研究会】今年も、『診断士なら!知らなきゃ損するマスターコース ~入門&徹底比較~』を開催しました

3月26日に、所属している中小企業政策研究会企業内診断士の輪を広げる楽しいチームの見学会を兼ねた『マスターコース~入門&徹底比較~』を開催しました。


最初に、プロコン塾・マスターコースと研究会の違いについて説明しました。その中で、政策研の活動、及び、我々のチームの活動についても説明しました。

その後、東京協会の中の、プロコン塾・マスターコースの一覧にして、簡単に紹介させていただきました。全部で20以上あるので、細かいことまでは紹介は出来ませんでしたし、また、間違った情報もお伝えできませんから、概略にとどまってはいると思います。それでも、診断士らしく(笑)、いくつかにグルーピングしてそれぞれの特徴を説明できたと思います。あとは、興味をもったところに直接と問い合わせてみてください、ということですね。


          


最後に、プロコン塾・マスターコース受講経験者による座談感をやりました。昨年に引き続き、僕が司会を仰せつかりました。


昨年は、自分自身がこれから受講するという立場で、自分が知りたいと思ったことを質問に交えていったのですが、今回は受講経験者の立場に変わり、その辺のバランスがちょっと難しかったです。とはいえ、経験したからこそ伝えられる部分もあるので、去年とは違う意識でやらせてもらいました。

企業内診断士が、独立を予定していない人が、プロコン塾・マスターコースに参加して意味があるのか、という質問もありましたが、そこは目的意識だと思います。役に立たないということはないし、役に立つようにしていくやり方をしていかないといけないと思っています。

昨年同様、まったく打ち合わせなしで座談会に臨んだのですが、突然の質問にもよどむことなく答えてくれたパネラーの皆様に感謝です。突然の質問にもちゃんと答えていく能力って、診断士に必要なものだなとあらためて思いました。

今回の企画が参加者の方の今後の活動に少しでも役に立てばと思います。そして、企業内診断士の可能性を広げる活動に続けてくれる人が一人でも増えてくれたらやった甲斐があった、と思います。






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2016年2月17日水曜日

【雑記】セミナーをやります!『診断士なら!知らなきゃ損するマスターコース ~入門&徹底比較~』

所属している中小企業診断士の研究会、「中小企業政策研究会・企業内診断士の輪を広げる楽しいチーム」でセミナーを開催します。

題して、
診断士なら!知らなきゃ損するマスターコース ~入門&徹底比較~






昨年も行ったのですが、好評だったので今年もやります。
東京協会の、プロコン塾・マスターコースを比較して、それぞれの特徴をお伝えします。
どこかをお奨めするということではなく、自分に合うのはどこだろうか、と考えるためにヒントを提供できればと思っています。

東京協会には、プロコン塾・マスターコースが20コース以上あります。
4月に行われる「スプリングフォーラム」で、それぞれ紹介ブースが並びますが、これだけ数があると1日ですべての説明を聞くことも難しいでしょう。事前に我々のセミナーで絞り込みをしたうえで、4月に話を聞けば有意義な選択ができるはずです。

また、プロコン塾・マスターコースは短期的に独立を目指している人のだけに有効なわけではありません。企業内診断士の人も多く受講しています。将来的な独立は視野に入れながら、当面は独立を考えず、企業で働くことと診断士活動を両立させようとしている人たちです。

後半ではプロコン塾・マスターコース受講経験者による座談会も行います。僕が司会をしますが、それぞれの方の本音の部分も引き出せたらと思います。

今年度合格の方を対象にしているように見えますが、そんなこともなく、今後の展開をどうしようか考えている方、プロコン塾・マスターコースを受講するかどうか検討している方は、何年目の方でも大歓迎です。

詳細はこちらのリンクをご覧ください⇒「企業内診断士の輪を広げる「楽しい」チーム ~3月定例会&見学会


また、終了後は懇親会も行います。
「本当に大切な話は講義のあとの飲み会で聞ける」
というのは僕の信念ですが(笑) より本音に近い話も聞けるかと思いますので、ぜひ、最後までご参加ください!


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2015年11月16日月曜日

【勉強会】取材の学校・課外授業で「『読ませる文章』を書くための、マインドとスキル」についてお話してきました

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11月11日、昨年受講して以来、執筆の関係でお世話になっている「取材の学校」の課外授業で、講師をしてきました。「『読ませる文章を書く』ために必要な、マインドとスキル」というお題でした。

もともと細かいテーマは決まっておらず、「取材や文章を書くことに関連する内容で」ということで依頼されていました。最初は自分が文章を書くときに気をつけていることをまとめてみようと思っていました。ただそれだと
「僕はこんな本を読んで学びました。こういうトレーニングをしました。読んでみたください。やってみてください」
で話は終わるなあ、と思い、しっくりきてはいませんでした。

そんな折、ディスカヴァー21のPOP UP STORE at 原宿で、干場社長の講演
「あらゆる表現物は愛である」
を聞く機会がありました。

普段、漠然と考えていたことが明確になるようなことが聞けました。自分がやってきたことがそう間違ってはいないのだと確信を持つこともできました。もちろん、新しい気づきもありました。この内容を自分なりに消化して、その上でもともとやろうとしていたテクニカルな話につなげれば、聞きにきてくれた人たちにそれなりの価値を提供できるコンテンツに出来るのではないか、ということで、
「『読ませる文章を書く』ために必要な、マインドとスキル」
というテーマを自分から提案して、話をしました。






大前提として
「誰も他人の文章を読みたいと思っていない」
と考えて書かない限り、読んでもらえる、伝わる文章は書けない、ということは一番にお話ししました。

またいろいろな意味で、「覚悟」がないと書けない、ということも話しました。反論が出ないように予防線を張ったような文章は、結局なにも伝わりません。

そして「自分の中にないものは書けない」ということもお伝えしました。だけど、みんななにかは持っている。他人の受け売りや借り物ではなく、自分の中にある想いを言葉にしていくことが「表現」なんだと思っています。そんなことをまとめにしました。

他にもいろいろあるのですが、けっこうなボリュームがありまして(苦笑) 内容すべてをこのブログでは書き切れません。機会があれば、またとこかでお話しできればと思いっています。

こういう内容を話すのは、もの凄いプレッシャーがあります。
「そんなこと言ってるお前の文章はどうなんだ」
と、問われるからです。

でもだからこそ、また話してみたい。言った以上は自分がちゃんとできるように努力すると思うからです。まだプロでも何でもない僕が、このコンテンツを育てていこうと思うのは、自分のメリットをそこに見出しているからです。そして聞く人にとっても、元から文章がうまい(としか思えないような)名文家の話よりも、僕のような人間の経験談のほうが伝わる何かがあるのではないか、と思っているのです。

PS
いろいろな本、講座から多くのことを学んできました。その中で「特に」ということで、以下の4冊を紹介しました。どれもこれも素晴らしく、学ぶところがたくさんあります。「文章を書く」ことに興味ある人は、ぜひ手に取ってみてください。 


書くスキルUP すぐできる! 伝わる文章の書き方 確実に文章力がつく! 7つのステップ/赤羽博之



「読ませる」ための文章センスが身につく本/奥野宣之



伝わる・揺さぶる!文章を書く /山田ズーニー



書いて生きていく プロ文章論/上阪徹



2015年9月15日火曜日

【研究会】「自己プロフィールの書き方」について発表してきました

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9月13日、所属している研究会「HRC」で
「プロフィールの書き方~自分の魅力を伝えよう~」
というお題で、発表をしました。士業としてビジネスに役立つようなプロフィールをどう書くか、というのがテーマです。


これを僕が発表していいのか、というのはあったのですが、「やれ」ということなのでやりました(笑) ちゃんと学んだことのない分野なので、慌てて勉強してまとめた感じなのですが、その中でいくつかポイントを絞って、自分なりに納得した部分をお話ししました。

一番、思っていることは、全体の流れは
現在 ⇒ 過去 ⇒ (現在) ⇒ 未来
の順にするといいということです。

もっとも伝えたことは現在の自分。現在は過去の延長線上にあります。また、未来も現在からの延長線上にあります。ここで一貫性がないと
「この人は何をしたいのだろう?」
という疑問だけがわいてきて、伝えたいことも伝わらないということになり
ます。

過去とは、「なぜ今やっていることを志したのか」という過去の出来事、契機になったこと、そのときの想いなどです。未来とは、今やっていることを続けることでどんな貢献をしていきたいのかという、コミットメントです。

あとはこれをどうプロフィールの形に落とし込むのか、いろいろな本や資料から引っ張り出して、説明してみました。ストーリーブランディングの鉄板である「神話の法則」の話もしてきました。自己プロフィールとはある意味、パーソナルブランディングなわけですから。

2時間いただいて1時間ちょっとで終わってしまう、ということで、いろいろ未熟で行き届かないこともありましたが、余った時間で参加者のみなさんとのブレインストーミング的なことをしたおかげで、次につながる展開ができたと思います。

せっかくいただいた機会なので、今後、ブラッシュアップをしていきたいと思います。そしてなにより、勉強していく中で、自分が書いてきたプロフィールがいかにダメだったか思い知ったので(苦笑) まずは、ブログなどに載せている自分のプロフィールを作り直すことから始めようと思います。

診断士だけではないですが、個人で仕事をしていこうと思う方は、この分野は絶対勉強したほうがいいと感じました。どんなにすばらしいスキルを持っていて、伝わらないと始まらない。診断士なんて、支援先の企業に
「良い製品(サービス)を作るのは大前提。それをどうプロモーションするか」
なんてアドバイスしていたりするわけですから、それを自分にもきちんとあてはめないとダメだと痛感しました。



2015年4月4日土曜日

【研究会】『診断士なら!知らなきゃ損するマスターコース ~入門&徹底比較~』を開催しました


3月29日日曜日、所属している中小企業政策研究会(政策研)の企業内チーム(診断士の輪を広げる楽しいチーム)で、新規会員向け見学会を兼ねたセミナーを開催しました。

テーマは『診断士なら!知らなきゃ損するマスターコース ~入門&徹底比較~』






この企画、実は昨年の政策研のコンペにチームとして出したものでした。コンペは、企画プレゼンをやって、上位9位に入ると全体定例会でそのことについて発表できることになっています。

僕らは確か、12位くらいだったと思います。残念、という感じですが(苦笑)よく考えるとこのテーマは、やる時期がずれるとニーズがガクッと落ちるものです。11月当たりにやっても、いまいちタイミングが悪いですからね。

いろいろな方からアドバイスもいただいて、マスターコース(プロコン塾)が開講になる少し前、実務補習の15日コースが終わってすぐあたりの時期が良いのではないか、ということで、コンペとは別にチーム主催のセミナーとして3月にやることにしました。

東京協会のマスターコース、20コースについて、大雑把に紹介をさせてもらいました。もう少し突っ込んだ紹介がほしい、という声もあるかと思いますが、時間的に言ってもそれは無理なので(苦笑)
僕らの狙いは、20コースのうち、どこコースが良さそうか、という感触をつかんでもらうことでした。あとはスプリングフォーラムでそのコースの説明を聞いてもらえばいい、ということです。20もあるので、何の予備知識もなくスプリングフォーラムに行くと、どこで話を聞けばいいかわからない、ということになると思います。そうならないような予備知識をもってもらえたら、ということでした。



僕は後半の、マスターコース経験者による座談会(パネルディスカッション)の司会を担当しました。これはある意味、今回の目玉で(笑)ノーツイートでお願いします、という本音も聞けたと思います。

凄いと思ったのは、登壇していただいた3名の方。

実はこのパートは、ほとんど打合せをしていません。「こんなことは聞きます」という質問を2つくらいだけ先に伝えただけで、ほぼぶっつけで本番をやったのですが、よどむことなくよくしゃべっていただいて(笑)

突然ふられてもちゃんと話が出来る、というのも診断士に求められるスキルのひとつだなと思いました。

思った以上に評判は良かったようなので、何らかの形で来年も続けたいと思います。

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2015年3月20日金曜日

【研究会】金融機関は中小企業をどう見ているのか?

3月17日は、所属している研究会の定例会でした。
昨年後半、全体会はさぼり気味でしたが、今年に入ってから皆勤です(って、まだ3回ですが)
今回のテーマは
「金融機関は中小企業をどう見ているのか?」
でした。

元銀行マンで、融資・回収・監査の現場を歩いてこられた寺岡雅顕先生に、再生支援現場における地域金融機関の役割や位置付け、そして診断士のあり方などについて、お話を伺いました。

診断士に期待されている役割について
「安定的、持続的なP/Lの改善」
「収益を生む事業に持っていく」
ということをあげられていました。

会計的なアプローチだとどうしてもB/Sから入ってしまうのですが、そしてそれはもちろん大事なのですが、企業が継続していくために利益を生んでいかなくてはいけません。つまり、P/Lの改善を通じてB/Sを再生させないと、企業は続いていかないということです。

この分野は、会計士や税理士の方より診断士の出番だと思います。逆に過去の数字、B/Sの分析については、会計士や税理士の方ほうが向いてはいるでしょう。士業連携の必要性を強く感じます。

さらに言われていたのが、金融機関の人間と同じ土俵で話ができるくらいには、財務チェック能力を持たなければいけない、ということでした。

このへんになると胸が痛くなるわけですが(苦笑)、結局、避けては通れないだなと思います。診断士としても、勤め人としても逃げることはできなさそうです。

これからどうすべきか、ちょっと悩ましいのですが、方向性の覚悟は決めざるを得ないのだと思っています。

その他、過剰債務の切り出し、把握する方法について有意義な知見をいただきました。これを今後に生かさないと、まずいと思っています。



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