ハイブリッドコンサルタント

2014年8月4日月曜日

【雑記】マイクロ投資の可能性~『プロジェクトを買う。「購買で応援する」の先にある「投資で応援する」』に参加して考えたこと

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先日、『Motherhouse College』に参加し、ミュージックセキュリティーズ(株)の猪尾取締役のお話しをうかがってきました。
ということはこちらのブログ⇒『THE ONE NIGHT STAND-【セミナー】プロジェクトを買う。「購買で応援する」の先にある「投資で応援する」』に書いてあります。

ですから、今日書きたいことは。ミュージックセキュリティーズが行っているファンド、広く言えばマイクロ投資ファンドについてです。
(ミュージックセキュリティーズHP⇒ http://www.musicsecurities.com  )

いま日本で創業や新規事業立ち上げで資金調達をしようとすると、「補助金」か「金融機関からの融資」ということになります。ただこの間をつなぐ資金供給元がとても少ない。補助金は各種あります。ただそれは事業を完全に軌道に乗せるまでには十分なお金ではありません。一方、金融機関は、ある程度事業が軌道に乗らないことには貸し出したくても貸し出せないことが多いはずです。

この隙間を埋めるものとして、創業してから軌道に乗るまでの間の資金調達先として、こうしたマイクロ投資ファンドを活用していくことを考える必要があるのではないかと強く思いました。

実際、地方自治体や金融機関からミュージックセキュリティーズへ紹介されてくる案件が多くあるそうです。

中小企業の資金調達を考える上で補助金は欠かせないと思います。そうではあるのですがそれだけに頼るわけにもいきません。そもそも日本の財政事情を考えれば、政権の意向次第で補助金が大幅に削減される可能性もあるわけです。選択肢を増やす意味でも、診断士として、マイクロ投資ファンドは視野に入れておくべきことだと思います。

さらに言うと、ファンド側が、「事業計画書」が書ける人を求めているということもあります。投資を実行するために事業計画書は欠かせません。しかし、ご存じのとおりですが、中小企業のオーナー自らそれが書ける人は少ない。現状、ファンド側でそこまで応援をしているそうですが、もし、診断士が助言しながら計画書を作成することができるなら、投資先として選ばれる可能性は高くなると思います。(もちろん、ファンドの理念に合うということが大前提ではありますが)

いまのところ、感覚的にそう思ったという域を出ないのですが、マイクロ投資・クラウドファンディングについて少し突っ込んで調べてみようと思います。もともと、ミュージックセキュリティーズの会員でありますし、こうしたことには興味がありました。

診断士が力を発揮できる場がここにもあるかもしれない、と思ったのでした。