ハイブリッドコンサルタント

2014年2月26日水曜日

【勉強法】時間管理をどう考えて、どう実行してきたか

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出身校で相談業務のお手伝いをしているとき、多く質問を受けるのは
「勉強時間をどうやって確保しましたか?」
ということです。

それで、このことを、時間管理のことを聞かれるのが苦手です。自分でうまくできているという自信がまったくない。きちんとできている人を見るとうらやましく思ってしまうほどです。

それでも何かをしようと思ったら時間を意識しないわけにはいきません。掛けた時間だけ成果があがるわけではないですが、どんなに効率化しても一定以上の時間は必要になります。働きながら勉強をしようと思えば、勉強のためにも仕事のためにも、いわゆる時間管理していかないといけなくなります。
そのために考え、実行してきたことをいくつか挙げてみます。



■スキマ時間の活用

これは誰でも考えることでしょうし、誰もがアドバイスすることだと思います。通勤の電車の中は勉強時間にあてるのは当然、友人の多くは、昼休みも勉強していた人が多くいます。入浴中やトイレの中でも勉強したという人もいます。

それに比べると僕はまったくなっていないので言いづらいのですが(苦笑)昼休みは貴重な昼寝の時間。入浴は疲れを取るための大切な時間、ということで勉強したことはありません。さすがに直前期はトイレの中では勉強してましたが。

もっとも活用したすき間時間は、通勤時間だと思います。朝はそれほど早く会社に向かったわけではないので、それなりにラッシュの時間にぶつかりました。ということでテキストを開くのは困難です。そういう意味のあって、「耳」を最大限活用するようにしていました。暗記系の科目を中心にダウンロード講義繰り返し聴いていました。診断士試験の科目で言えば、「経営情報システム」と「中小企業経営・政策」はこの時間を利用して多くのことを定着させていきました。けっこう「耳から学ぶ」ということはおろそかにされているように思います。五感をフルに使って勉強したほうがいいと思うので、この「耳から学ぶ」というのは試していただきたいと思います。


■まとまたった時間を確保する

そうはいっても、スキマ時間だけではどうにもなりません。やはりある一定のまとまった時間がないとできないこともあります。どうしても「机に向かって」勉強することが必要なことがありました。
また、試験時間は1科目60分から90分です。この時間、集中力を持って勉強するという「慣れ」も必要になります。

ですから、逆に言えば、勉強以外の、日常としてしなくていけないこと(家事など)をスキマ時間でこなしておいて、まとまった時間を作る、ということを意識してました。



■朝時間の活用(5時に起きる)

まとまった時間を確保するために最初にしたことは「朝」の活用です。基本、5時に起きて、5時半からスタートして1時間半、勉強時間を確保することを目指しました。もちろん、飲んだ次の日は起きられないことも多々あります。

そのために



■飲み会を減らす

実際には直前期まで減らしたという意識はないのですが(苦笑)
決めていたことは「突発的な飲み会は参加しない」ということ。
「今日、どうする?」
「飲みにでもいくか?」
「じゃ、行くべ」
という展開は嫌いではないのですが(苦笑)これは避けました。

月の初めには、その月の飲み会の予定がすべて決まっていると状態にしておきました。そうすれば「この日が飲み会で、、、激しくなりそうだから、翌朝は使いものならない」「その分をどこだカバーするか」ということを事前に決めておくことができました。


■睡眠時間を削る(3か月前~)

最後はここに行きつくわけですが(苦笑)もともとそれほど睡眠時間は長いほうではなかったですが、直前期は特に削りました。

やると決めたことが終わらないければ寝ない。起きる時間は変えない。(さすがに直前1か月は禁酒していたので起きることはできました)睡眠不足は昼寝と通勤電車で補う。

もちろん、体調の管理には気を配りましたが、そのことで勉強をセーブするのは本末転倒。ゴールが決まっていることなら、多少の無理は仕方がないと決めてました。

それが結果的によかったかどうかはわかりません。お薦めもしません。そこまで追い込まれる前にやっておけ、という話でもあります。ただ僕は、本気で取りたいと思っていて、真剣に努力をしてきたことなら、試験中に眠くなることはないと信じていました。試験中に寝れるくらいなら、その資格などなくても、十分生きていける、と思ってました。



だいたい以上のようなことを意識して実行してきたわけですが、特別に意識していたことが別にひとつだけあります。
なんの本で読んだか思いだせないのですが(たぶんドラッカーです)
「時間は管理できない。管理できるのは行動である」
ということです。

時間は自分の意向とは関係なく流れていくし、貯めておくこともできない。自分でコントロールできるのは行動です。自分の行動をどう律していくかが、時間管理の本質なんだと思います。