ハイブリッドコンサルタント

2013年11月17日日曜日

【研究会】「日本政策金融公庫」の創業支援

11月12日の夜、「中小企業施策研究会」に参加してきました。
以前から参加してみたいとは思っていたのですが、18時半スタートというのは、勤め人としてはなかなか難しい部分がありまして。僕にとって「今日は残業しない」というのは18時半に会社を出る、という意味なものですから、なかなか参加できずにいました。

今回、「日本政策金融公庫」の各種支援事業についてがテーマだったので、ここを逃すとずっと出ないだろうと思って、定時ダッシュで会社を出て、会場の銀座に向かいました。







基本的な部分、「国民生活事業」と「中小企業事業」の違いや、基本理念として「民間金融機関の補完を旨としつつ、社会のニーズに対応し」といったあたりは、一応、試験勉強でやったので(笑)既知の内容ではありましたが(思ったより忘れてなかった!)その他の面では、知らないことが多く、勉強になりました。

ベンチャー企業支援にしっかりと取り組まれている、ということは感じました。ベンチャーと言っても、いわゆる一般にベンチャーという言葉で想像されるような企業から、地域密着・地域需要創出型や第二創業型にも対応されていました。

特に、(僕が金融が苦手で知らなかっただけかもしれませんが)「資本性ローン」や「新株予約権付融資」といった制度は、起業がしづらいと思われている日本で、非常に有効な仕組みだと感じました。

*「資本性ローン」とは、本来は借入金にも関わらず、金融機関の債務者区分判定において自己資本とみなす、という制度です。

中小企業向けの施策はさまざまあるにも関わらず、中小企業(の経営者)がそうした制度を案外知らない、という面があると感じています。知っていればなんとかなったのに、知らないが故に苦労をしていることが多いと思います。

そうした面でのアピールは何らかの形でしていきたいと思います。別に細かいことまで覚えることはないわけです。相手の状況によって「こんな施策がある」ということが求められると思います。細かいことは調べればいいし、場合によってはもっと詳しい専門家を紹介すればいい。まずは、ざっくりとした事項について、知識の引き出しを増やしておくことが個人的な課題だと思っています。